小児歯科を初めて受診された場合は、診察台や治療器具などに慣れていただくことから始めております。お話を理解できる年齢のお子さまに対しては、実際に器具に触れていただきながらわかりやすく説明いたします。親御さまにも、治療までの流れや当院の方針などをご説明し、最後まで安心して通っていただけるように心がけておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

小さい頃から歯科医院に通うことには、次のようなメリットがあります。

幼児の治療は午前中の方がスムーズに進む傾向があります。午後は疲労によって機嫌が悪くなり、治療に支障をきたすことがあるため、可能な限り午前中にお越しいただくことをおすすめします。また、嘘をついて無理に歯科医院へ連れていくのではなく、頑張ったことをたくさんほめつつ、少しずつ歯科医院に慣れていただくことが大切です。

乳歯と永久歯で治療方法はほぼ共通しています。乳歯のむし歯を放置すると、永久歯にまで影響を及ぼす恐れがあるため、早期に治療を受けることが大切です。乳歯の変色や完全に生えてこないなどは、代表的なトラブルの1つです。また、むし歯にも注意が必要なため、定期的にお子さまのお口の中をチェックしたり、仕上げ磨きのときにすみずみまでチェックしたりして、早期発見を目指しましょう。

むし歯の治療では、むし歯の部分を削って詰めものや被せものをします。初期むし歯であれば、正しい歯磨きで改善することもありますので、できるだけ早くご相談ください。

小児歯科では、歯科治療に対する痛みや恐怖を和らげるために麻酔を使用する場合があります。アレルギー体質や慢性疾患で薬を服用している場合は、その詳細を必ず歯科医師にお伝えください。また、麻酔をした後は唇を噛んだり触れたりしないように注意が必要です。

フッ素には、歯の再石灰化を促して歯質を強化する作用があります。初期むし歯であれば、フッ素塗布と日々の正しい歯磨きだけで治癒することもあるほどです。約3ヶ月に1回の頻度で塗布すると、効果が持続します。

歯の溝にプラスチックを流し込んで埋めることで、食べかすや汚れが溜まらないようにする処置です。