根管治療とは、歯の根にある根管を通っている神経を取り除き、そこに薬を詰めて被せものをする治療です。むし歯が歯の神経にまで進行すると、激痛が起こります。この状態を改善するには、歯の神経を取り除くしかありません。放置すると身体に影響が及ぶ恐れもあるため、早期に治療を受けることが大切です。

神経は根管という細い管の中を通っています。その神経を器具でかき出して内部をきれいにし、薬を緻密に詰めていきます。これを複数回の治療で行い、痛みが完全になくなったら被せものをして終了です。神経を取った歯は痛みを感じないため、再発したむし歯が気づかないうちに進行していることがあるため、定期検診で早期発見・早期治療を目指しましょう。

なお、根管治療を行えるかどうかは、実際に詳しく調べてみなければわかりません。やむを得ず抜歯を選択することになる場合もあります。

根管治療の治療回数は、通常3～4回です。ただし、症状が続いている間は治療を進められないため、治療回数が増えてしまいます。当院では、患者さまのご負担をなるべく減らすことを心がけております。治療を始めるのが遅れると治療回数が増える場合があるため、できるだけ早くご相談ください。